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2018.01.11漢方にもエビデンスを

近年では、年齢に関わらず多くの方の健康意識が高まっています。私たちは、皆様に漢方の正しい情報を提供できるよう、研究者と共に研究しエビデンスの確立を重視しています。以下は最新研究の発表内容です。

「田七と杜仲」を含む養生食品の認知症に対する効果の検証
第20回日本補完代替医療学会学術集会
発表者:謝 心範 (武蔵野学院大学教授)
日時:平成29年12月2日
会場:帝京平成大学

はじめに:
65歳以上の高齢者の認知症患者数と有病率の将来推計
• 平成24(2012)年は認知症患者数が462万人で65歳以上の高齢者の7人に1人(有病率15.0%)
• 平成37(2025)年には約700万人、5人に1人になると見込まれている
内閣府平成28年版高齢社会白書(概要版)より

背景:
脳細胞に良いと言われている「抑肝散」、しかし抑肝散は元々肝臓に対する治療薬であります。実は昔から、脳と肝臓は密接に関連していると言われており、中国の古典文献《辨证奇闻》では、“脑气不足治在肝”(脳の気が足りなければ、治療は肝から)と書いてある。 では、抑肝散以外で更に肝機能改善作用が優れたものが、更に脳に効果があるのではないか?

方法:
田七及び杜仲を含む養生食品を対象に「細胞生存率」や「神経突起伸長作用」を検証。

結論:
田七及び杜仲を含む養生食品は、神経細胞の分化、成長に有意な効果を有し、従って認知症もしくはその心理状況、神経変性疾患の予防や治療に優れた効果を有することが期待できる。

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