新型インフル、世界の重症患者4割は持病なし

持病のない元々健康な20歳代女性が、新型インフルエンザが原因とみられる症状で亡くなった。

世界的に見ても重症患者の4割は持病がなく、今後も同様のケースが起きる可能性がある。

季節性インフルエンザの致死率は0.1%以下で、持病のない人が重症化によって死亡する例があるが、犠牲者は高齢者に多い。一方、多くの人に免疫がない新型インフルエンザの致死率は0・4%とされ、65歳以下の人の入院や死亡例が目立っている。発症してから短時間で重いウイルス性肺炎を起こすなど、15日に亡くなった女性と同様の症状を呈するのが特徴だ。

厚生労働省の推計では、全国の患者数は今月6日までの1週間で15万人。感染が広がると死者も増えるだろう。重症化予防が期待されるワクチンも、接種が始まるのは10月下旬以降だ。さらに、妊婦や持病を抱える患者から優先的に接種するため、多くの健康な人が接種することは難しい。

一人一人が手洗いを励行し、人込みを避けるなど感染防止に努め、発症が疑われる場合は早期受診を心がけることが大事だ

(2009年9月16日07時02分  読売新聞)