中国南部の広州市にある広東省中医院が2人の新型インフルエンザ感染者に対し、西洋薬を一切使わずに漢方薬だけを使用した治療法を進めた結果、発熱やせき、のどの痛みといった各種の症状が著しく改善されたという。中国国営の新華社通信など複数の現地メディアが報じた。
市内に住む26歳の男性会社員が6月中旬に感染者と確認され、同医院の隔離病棟に入院、漢方の理論に基づいた治療を施した。「小柴胡」と呼ぶ有名な漢方薬を1日3回、服用すると同時に、発汗作用のある漢方薬を入れたお湯に足を浸す治療法などを継続。すると、3日後には正常な体温に戻り、倦怠(けんたい)感が残る以外はインフルエンザ症状が消えた。(広州=阿部将樹)
[2009年7月31日/日経産業新聞]